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  • 新メタトレ入門書の作り方(3)


    『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』

    明けましておめでとうございます。年をまたいでしまいましたが、kindle本の作り方の続きです。

    epub作成ツールとして重宝したでんでんコンバーターですが、いくつか困ったこともありました。

    • でんでんコンバータ―でエラーが発生してepubが作成されない

    これは執筆が進んで、テキスト中でマークダウン記法やhtmlのコードが混在した頃に時々遭遇しました。でんでんコンバータ―では、何かしらエラーが発生すれば、エラーだということはわかるのですが、どこのファイルでどういうエラーが発生したのかはわかりません。

    そのため、エラーを特定するために前のバージョンに戻したりと、結構プログラミングのデバッグのようなことをやりました。こまめに変換して正しくできることを確認しなくてはいけないとは、ほんとにプログラミングと同じでした。

    ただ、慣れてくるとエラーの発生しそうなところはわかってきます。本書の場合、文中で「i<0」のようなコードを書いているところがあって、その不等号の記号がhtmlの記号と見なされて、おかしくなるケースが多かったようです。文中のコードは「`」で囲むマークダウン記法で書けば大丈夫でした。

    • でんでんコンバータ―でエラーが出ないのに反応しなくなる

    エラーが出れば何とかなるのですが、エラーが出ないのにでんでんコンバータ―が反応しなくなることもありました。これは原因不明だったのですが、時間をおいて再度トライしてみるとできたりしたので、サーバーの負荷の問題だったのかもしれません。

    実際、本書全体を変換する際に150個近い画像ファイルのリンクを張っていたので、ウェブ上サービスとしては使用条件が厳しかったのでしょう。でも無料のサービスなので無理を言ってはいけません。使える範囲で使うというのがマナーです。

    • 画像ファイルの解像度の問題

    最後の方で問題に気付いて、結構な作業量となったのが画像ファイルでした。画像ファイルは150個もあるので、無暗に大きくしてしまうと全体のファイルサイズに影響します。当初はPCのKindleビューアで見て適当だと思われる解像度で画像ファイルを作成していました。

    ただ、Kindleの端末やFireタブレットで読む人も多いだろうと多い、最も解像度の高いFire HDX 8.9を買って、それで確認してみました。すると、画像がすごく小さく表示されてしまい、文字などがよく見えなくなってしまいました。Kindle本は文字のサイズは変えられるのですが、画像のサイズは解像度で決まってしまうのでした。同じファイルでも解像度の低い端末では大きく表示されるものが、解像度の高い端末では小さく表示されるのです。

    小さい画像もダブルタップで拡大することはできるのですが、いちいち拡大していては文章が読みにくいということで、画像ファイルをすべて大きいサイズで作り直すことにしました。画像ファイルは、大きすぎても勝手に縮小して表示してくれるので、特に問題はありません。結構手間はかかりましたが、編集・校正作業全体に比べればわずかなものです。次からはその手間は省けるでしょう。

    • 最後にKDPに登録

    KDPへの登録は、本書の本体のファイルをアップロードをする前にある程度済ませることができます。KDPのアカウントもアマゾンのアカウントがあればすぐに作れます。以前は米国の源泉徴収税の免税処理が面倒だったようですが、最近は米国以外で販売する場合は、この処理は不要になっています。

    本のファイルをアップロードした後に決めるのが本の価格です。これがなかなか悩ましいところですが、そのときパンローリングのメタトレーダーの本がKindle版で1800円だったので、その半額ということで900円に設定しました。

    ロイヤリティは2か月後ということなので、まだもらってません。ロイヤリティを70%にした場合、別途配信コストがかかるということでしたが、1MBあたり1円ということで、本書の場合6円でした。これも本のアップロード時にはよくわからなくて、アップロードしたmobiファイルが12MBあったので、12円かかるのと思っていたのですが、実際に配信されるファイルは半分くらいに小さくなっているようでした。

    他にもよくわかっていないことも多いのですが、とりあえずアマゾンから文句も言われていないし、読者からのクレームもないので、いいのかなと思っています。ということで、本年もよろしくお願いします。



  • 新メタトレ入門書の作り方(2)


    『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』

    前回の記事から1ヶ月過ぎてしまいました。本人も忘れてしまいそうなので、kindle本の作り方の続きを書いておきます。

    ツールとして使うことにしたでんでんコンバーターですが、これはオンラインのサービスなので、epubに変換するファイルを毎回アップロードしなくてはいけません。本文は章ごとにテキストファイルにしたので、それらを全選択してアップロードするだけです。たいした手間ではありません。

    ただ、問題だったのは画像ファイルです。でんでんコンバーターでは、画像ファイルも同時にアップロードする必要があります。しかし、今回のような初心者向けの本だと、画像ファイルが大量にあります。最終的に150個近くになりました。これを毎回アップロードするのは大変です。そこで、これらのファイルをWebサーバー上にアップロードしておき、それを本文からリンクするという形をとりました。こんな感じでテキストに画像ファイルのリンク先を書いておきます。

    ![](http://とあるサーバー.com/ファイル名.jpg)

    これで画像ファイルがいくら増えてもアップロードするのは本文のテキストファイルだけですみます。

    次に、本文のフォーマットとして、ソースコードやコラムの部分などを本文と区別するために枠で囲んだりできるかを検討しました。もともとリフロー型のkindle本だと、読者の設定で文字数とかが変わってしまうので、あまり凝ったフォーマットはできません。ただ、これまで出したパンローリングの本程度のフォーマットの区別はしたいところでした。

    これについては、でんでんコンバーターのマークダウン記法ではできないようだったので、結局、スタイルシートをいじるしかありませんでした。でんでんコンバータ―では、スタイルシートも一緒にアップロードすれば、スタイルを変えることができます。あまりスタイルシートは詳しくなかったので、いくつかのボックスを定義して、それを本文中に書くことで、枠で囲んだりすることができました。

    例えば、スタイルシートに

    #codebox {
    background-color:#dcdcdc;
    padding:0.5em 1em;
    }

    と定義しておいて、本文中に

    <div markdown=”1″ id=”codebox”>
    コードの部分
    </div>

    と書いておくと、「コードの部分」がグレーになったりします。ただ、リーダーの方で背景色を黒にしてしまうと、この違いがわからなくなってしまうので、あまり凝ったフォーマットをしても意味がないようです。

    でんでんコンバータ―の使い方は、ファイルをアップロードして「変換」ボタンを押すだけです。できたepubファイルを確認したい場合は、「変換」ボタンの上の「作成したEPUBをプレビューする」にチェックを入れておけば、プレビュー画面が出て確認することができます。

    ということで、でんでんコンバータ―を使えば誰でも簡単に、というわけではありませんが、多少のWebとhtmlの知識があれば、無料ツールだけでkindle本を作ることができるわけです。

    次回は、でんでんコンバータ―使ってて困ったことや、いよいよアマゾンのKDPに登録するところを説明します。



  • 新メタトレ入門書の作り方(1)


    『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』

    初めての電子書籍ですが、出版して3週間ほど経ちました。忘れられないように、時々記事を書かなきゃということで、今回は、本書の作り方を紹介します。

    アマゾンのKDP(Kindle Direct Publishing)で出版したのですが、最初はわからないことだらけでした。ネットで調べても、記事の日付によって、結構話が変わったりします。たぶん、ここで書いたことも1年後には違ってたりするかもしれません。

    当初は、PDFファイルでも作って、それをKDP用に変換すればいいのかと思っていました。そこで最初にたどりついたのが以下のサイトでした。

    KDP ツールとリソース

    ここに、PDFファイルから直接、電子書籍が作れそうなツールが、「Kindle Textbook Creator」「Kindle Kids’ Book Creator」「Kindle Comic Creator」といくつかありました。図表を入れる必要があったので、「Kindle Textbook Creator」かなと思って、インストールしてみたのですが、日本語には対応していないし、PDFファイルをそのまま変換するというのはレイアウトが固定されてしまい、作りにくいことが判明しました。

    実際、Kindle本の多くは、リフロー型でフォントサイズとかを端末で変えられるやつです。じゃあ、PDFから変換するツールは違うんじゃないか、ということで、調べなおしたところ、次のサイトにたどり着きました。

    サポートされているファイル形式

    すると、ここでも選択肢がたくさんあります。しかも、聞いたことのないようなファイル形式もあるしで、どれがいいんだと悩んだ結果、やっぱり「Word」かなということで、それで書こうとしました。そこで、KDPが出している以下の無料Kindle本をダウンロードしてみました。

    Kindle本を作成するには

    ところが、読んでみると、Wordで作成した原稿がそのまま見た目通りに変換されるわけではない、と書いてあります。見た目通りにできないんじゃ、Word使う意味ないじゃないか、ということで、Wordはやめました。(ただ、一般的にはWordで作ったほうがいいと思います。私はちょっと特殊なもので・・・)

    それで、以前調べたサイトをもう一度見てみると、どうやら「KindleGen」ツールで変換した「MOBI」ファイルがKDP推奨ということがわかりました。

    じゃあ、KindleGenはどのファイルに対応しているのかというと、「HTML、XHTML、XML (OPF/IDPF 形式)、または ePub 形式のデータ」ということでした。昔のホームページみたいにHTMLで書くのか、と思ったのですが、やっぱりそれは面倒だということで、ePubファイルを作成するツールはないかと探しました。

    話が先に進まないので、途中経過は省略しますが、最後に見つけたのが以下のツールでした。

    でんでんコンバータ―

    これは、ウェブ上の無料のサービスですが、テキストファイルで作成したファイルをアップロードするとePub形式のファイルに変換してくれるというものです。書式はでんでんマークダウンという記法で簡単な記号を書くだけです。記号の意味を覚えなくてはいけないので、ふだんWordを使っている人にとっては面倒かもしれません。しかし、私はふだんLaTexとか使ってるので、それに比べると全然わかりやすいということで、やっと使うツールが決定しました。

    先が長いので、次回に続きます・・・



  • 新メタトレ入門本サンプルプログラム

    みなさん、こんにちは。

    『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』(長いので「新MT4入門本」と略します)を発売して1週間経ちました。毎日数冊ずつですが売れているようです。どうもありがとうございます。

    ところで、今回、電子書籍にしたことで、サンプルプログラムの配布方法を変えました。

    本書のプログラムリストの

    【リスト】ex1_ea.mq4

    のファイル名のところをクリックすると、ブラウザが開いてダウンロードできるようにしたのですが、KindleやFireでは、ブラウザ上に表示されるもののダウンロードができないことが判明しました。

    PC用のkindleでしか確認していなかったので、大変失礼いたしました。

    取り急ぎ、サンプルプログラム一式をダウンロードできるように手配しました。下のどちらかの方法でダウンロードしてください。

    1.以下のURLをブラウザに入力してダウンロードする。

    http://forex.toyolab.com/XXXXXXXX/MQL4.zip

    ただし、「XXXXXXXX」のところは、本書でサンプルプログラムのファイル名をクリックしたときのダウンロードリンクのURLと同じものを入れてください。

    2.以下のリンクからダウンロードしてください。

    ただし、パスワードとして、上記の「XXXXXXXX」と同じものを入力してください。

    次回の改版では、ダウンロードの方法について説明を加えますので、それまでは、この方法でサンプルプログラムをダウンロードしてください。

    ご不明な点がありましたら、お問い合わせください。



  • 『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』発売開始

    みなさん、こんにちは。

    先日予告したメタトレーダーの電子本の発売が始まりました。

    メタトレーダーのプログラミングの入門書です。既刊の「FXメタトレーダー入門」を完全にリニューアルしたものですので、入門書を探している方は、ぜひ、新刊の本書をお求めください。

    電子書籍ということで、出版のリスクとコストは大幅に下げられました。既刊のkindle版の半額に設定しています。

    今回の電子本作成には、Gimp、LibreOffice、でんでんコンバーターと、無料のソフト、サービスのみを利用しています。そのうち、作成に関する記事もまとめたいと思います。

    今日はとりあえず、発売開始のご連絡ということで。