スワップ派のためのオプション取引

スワップ派で、既に外貨の買いポジションがあり、スワップ益が着々と増えている人はいいでしょうが、これからスワップ派として始めたい人はどうすればいいでしょうか?
スワップ益は買いポジションを取らなければ全く入って来ないので、何とかポジションを取りたいところです。
しかし、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドルなど既に上がってしまった通貨も多いですし、これまでそう上がっていなかったドルも、高値を更新している状態で、なかなか手が出しにくくなっています。
こんな時、ポジションを取らずに、スワップ相当の利益が得られる方法があります。それがオプション取引です。簡単な例を挙げてみます。
今、ドル円が123円まで上昇しています。ちょっと前の121円くらいの押し目で買っておけばよかったなあ、と思う場面です。ここでいくつか選択肢があります。
1.もう一度121円まで戻るのを待つために、121円に指値注文を入れておく。
2.このまま上がってしまうかもしれないので、今、123円で買ってしまう。
普通はこのような選択しかできないでしょうが、オプション取引ができる人はもう一つ、
3.1ヵ月後に121円より円高になったらドル円を売る権利を売る。
という選択ができます。
売る権利を売るなんて変な言い方ですが、この取引が成立するということは、どこかに売る権利を買う人がいるわけです。売る権利を買った人は121円より円高になればドル円を売り建てることができますが、円安のままならポジションを取る必要はありません。いわゆるリスク限定です。でもその代わり、売る権利を売った人にオプション料(プレミアム)を支払う必要があります。なので、売る権利を売った人は、売買が成立した時点でプレミアムを受け取ることになります。
ここから二つのシナリオがあります。まず、1ヵ月後に121円より円安の場合、オプションは満期を迎え無価値になるので、何も起こりません。最初のプレミアムだけが残ります。つまり、買いポジションを取らなくても、スワップの利益に相当するプレミアムを利益とすることができます。
一方、121円より円高になった場合、売る権利を買った人が権利を行使し、売りポジションができるので、それを相殺するために、買いポジションを建てなくてはいけなくなります。ここで、買いポジションを建てたくない場合だと意味がないのですが、もともと121円で買いポジションを建てたかったのですから、ある意味希望通りになったわけです。ここからスワップ生活が始まります。
この場合のオプション取引の利点は、指値注文を入れて、指値が刺さらなくてもスワップ相当の利益が出る、ということです。何か得した気はしませんか? オプションの売りはリスクが高いと言われますが、スワップ派の資金管理ができていれば、非常に相性の良い取引ができるのです。
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