通貨オプションでシステムトレード

前から試してみたかった通貨オプションでのシステムトレードをバックテストしてみました。
オプションはボラティリティに大きく影響されるので、完全にシステム化するのは難しいのですが、IVや金利のデータも1年を超えるだけたまったので、プレミアムの理論値を元に簡単なテストをしてみました。
通貨ペア:EUR/USD
期間:2006年9月~2007年10月
取引日:毎月1日
オプションの満期:1ヶ月
システム1
ATMでプットとコールを売る
満期で権利行使されたら決済
まずは非常にシンプルなシステムです。オプションの時間価値はATMで一番大きいのでそれだけを狙うシステムです。相場が動かなければ必ず勝てるはずですが、実際の資金曲線はこのようになりました。

やはり1年を通して相場が動かないはずもないので、かろうじて93pipsとプラスで終わっていますが、プロフィットファクター1.11、最大ドローダウン362pips とあまりよろしくありません。
システム2
システム1に対して、決済時の為替差損が200pipsを超える場合、ATMではなく、80デルタあたりのITMのオプションを売る
これはプレミアムを大きく取ることでその月のドローダウンを小さくするルールを追加したものです。実際にこのルールは14回の取引のうち5回に適用され、その結果資金曲線は大幅に改善されました。

純損益556pips、プロフィットファクター2.18、最大ドローダウン224pips とシステムトレードとしてまずまずの結果となりました。
システム3
システム2に対して、決済時の為替差損が500pipsを超える場合、売買ロット数を1.5倍にする
システム2でも月に500pips以上動く場合は損失が目立ってしまうので、ロット数を増やしてプレミアムを大きく取ります。1.5倍というのは適当ですが、これが2月続いても2.25倍なので、なんとかなるかといったところです。実際には過去1年間で2回ほどこのルールが適用されました。結果は以下のようになりました。

さらにドローダウンが小さくなり、純損益826ips、プロフィットファクター9.39、最大ドローダウン47pips と、システムトレードだったら間違いなくカーブフィッティングという結果となりました。
これを単なるカーブフィッティングと見るか、オプションの優位性と見るかは皆さんの自由です。
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