MT4のアップデートについて

皆さん、こんにちは。
MT4をご利用の方は、業者からの案内などによりご存じかと思いますが、先日、MT4の大幅なアップデートがありました。
しばらくMT4 Build509が利用されていましたが、現在、Build602になっています。
今お使いのMT4は、業者によってはまだアップデートされていないものもあるかと思います。具体的なアップデートのタイミングについては、お使いの業者にお問い合わせください。
ところで、「FXメタトレーダー4&5プログラミング」の内容は、MT4のBuild509を対象としているため、今回のアップデートで内容が異なってしまった箇所が出てきました。
注意した方がよいのは、MQL4プログラムのフォルダ構成です。
本書の36ページから38ページで、MQL4のフォルダ構成の説明がありますが、新しいBuildでは、ここの部分が変更となっています。
どう変更になったかというと、簡単に言うと、38ページから41ページで説明しているMQL5のフォルダ構成と同じになったのです。
従って、その部分の「MT5」,「MQL5」,「mq5」,「ex5」などの部分をそれぞれ「MT4」,「MQL4」,「mq4」,「ex4」と読み替えてもらえればOKです。
これまでは、プログラムフォルダの場所は、MT4をインストールしたフォルダから辿っていかなくてはいけませんでしたが、新しいBuildでは、インストールしたフォルダを覚えておく必要はなくなりました。
MT5と同じようにメニューから直接開くことができます。
メニューの「ファイル」から「データフォルダを開く」を選択すると、データフォルダが開きます。その下の「MQL4」というサブフォルダの下にプログラムファイルが保存されるようになっています。
20140206.png
なお、日本語版だとファイルメニューが二つあるのですが、左側が本物で、右側は「表示」メニューの間違いだと思います。
(日本語版のメニュー対応リストの不具合でしょう)
本書のサンプルプログラムに関しては、新しいBuildでもコンパイル、実行はできます。特にプログラムを修正する必要はありません。
ただ、実際には、新しいBuildでは、プログラミング言語であるMQL4が拡張されています。
配列や外部ライブラリを利用しているプログラムでは多少修正が必要になる場合もあるようです。
このMQL4の拡張では、MQL5の機能や関数が追加されたのですが、個人的にはせっかくのシンプルな仕様が複雑になってしまった感じがします。
そもそもMQL4とMQL5とでは基本的なポリシーが違うのに、それをミックスしてしまっては、混乱するだけでしょう。
メタクオーツ社の”迷走”としか思えないアップデートはこれからも続くと思われます。
今回のMQL4の拡張でも、EAの作成に欠かせないトレード関数やテクニカル指標関数については、本書で解説した通り、全く互換性がないままです。
実際、ポジションの管理方法がMT4とMT5で決定的に異なるので、その仕様を統一しない限り、そのままでは同じロジックのEAを作ることはできないでしょう。
現状で、MT4とMT5とで同じロジックのEAを作るには、本書をご参考になることをお勧めします。
(ただ、出版以来、何の問い合わせもないので、きっとそういう必要のある人はほとんどいないのでしょうが・・・)



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