予想が外れても儲かる戦略

以前、オプション取引で保ち合いで儲ける戦略を紹介しました。
ショートストラングル、あるいはNOPSとして知られている戦略で、確かにレンジ内に収まっていれば、プレミアムがダブルでもらえるものでした。また、レンジから外れてもポジション調整で最終的には勝てるシステムでした。但し、証拠金が無限にあるという条件が必要でしたが。
なぜかすべて過去形になっていますが、今回、ポンスイの爆上げで調整地獄を味わいました。別にポンドを恨むわけではありません。相場はそういうものということで、いい勉強になりました。
この戦略で注意することは、1回調整が入ると、だいたい証拠金が2倍必要となります。そうすると、調整が入るたびに2倍、4倍、8倍とねずみ講のように資金が必要となってきます。この戦略は基本的にレンジ相場に対して行うもので、調整が2回以上必要となる確率は非常に低いという場合に限り有効だったわけです。
ただ、ここで道が閉ざされないのがオプションの奥深いところです。
これから挑戦しようとする戦略はレシオスプレッドと呼ばれるもので、一応相場の方向性を予想した上で仕掛けるものです。
例えばこれから上がると予想した場合、強い上げであれば、現物の買いやコールの買いをすればよいのですが、保ち合いも含めてどちらかというと上げかなという場合、プットの売りでプレミアムを稼ぐ手法を取ります。ただ、これの欠点は早い時期に相場が逆に動いてしまうと、オプション価格が急激に上がり、損切りや調整の必要が出てくることです。
そこで、さらにプットの買いを組み合わせて、例えば、1枚のプットの買いと、2枚のプットの売りを組み合わせることで、予想通り相場が上昇した場合の受け取りプレミアムを確保した上で、もし予想が外れたとしても、急激な価格上昇を抑えて、場合によっては逆に受け取りプレミアムが増やすことができる戦略が取れます。
イメージとしてはこんな感じです。

予想が当たった場合の利益は限定されていますが、外れた場合、大きく外れれば損失が無限に大きくなるリスクがありますが、小さく外れれば逆に利益を増やすことができます。これが予想が外れても儲かる戦略なのです。曲り屋の私にはぴったりの戦略のような気がします。
これも理屈ではうまくいくはずですが、何事も想定外のことが起こる可能性があるわけなので、色々と経験を積むしかないと思います。オプションは座学ではマスターできません。実践あるのみです。
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