シティバンクのプレミアムデポジットの続き

前回の記事でシティバンクのプレミアムデポジットがオプション取引で、プレミアムはSAXOBANKとたいして変わらないと書きました。が、やっぱり違います。
先週末のデータですが、100万円のプレミアムデポジット(対米ドル、差額0円)の1ヶ月のプレミアムはCITIの6625円に対して、SAXOのPUT売りのオプションのプレミアムは、10675円。3ヶ月の場合、CITIの12250円に対してSAXOの22887円。
これはかなり違うと思われるかもしれませんが、PUTの逆、CALLの売りの場合を見てみましょう。シティバンクでは、8540ドルのプレミアムデポジットを対円で組むことになります。円高だとドルでプレミアムがもらえて、円安だと円に戻ります。それぞれのプレミアムを円で換算すると、1ヶ月のプレミアムは、CITIの7167円に対してSAXOは6490円。3ヶ月では、CITIの13250円に対してSAXOは10163円と今度はCITIの方が高いのです。
トータルするとやっぱりSAXOの方がプレミアムは高いのですが、どうしてPUTとCALLでこう違いがあるのでしょう?
為替オプションの価格は通貨の金利差が関係します。ドル円の場合、ドルの方が円より金利が高いので、理論上、PUTの方がCALLより高くなります。SAXOのオプションは、金利差を5%とした理論値に近い値となっています。
そういうことから考えると、CITIのプレミアムは金利差がほとんどないという条件で算出しているように見えます。確かにシティバンクの普通預金は円もドルも金利は0.1%で金利差はありません。そうすると、CALLとPUTのわずかな差はボラティリティがCALLとPUTでわずかに違うということで説明ができるのかもしれません。
実際にインターバンクでのオプション取引で金利差を勝手に0にしてはまずいでしょうが、シティバンクの場合、プレミアムデポジットを他の金融機関と取引するわけではなく、シティバンクの内部だけで完結させているので、問題はないのだと思います。
ただ問題は、常にオプションの売り手が顧客で、買い手がシティバンクという関係で、果たして対等な取引ができているかということです。単に通貨を交換する場合は手数料がはっきり見えますが、オプションの場合、直接手数料が見えないので、実はシティバンクのいいカモになっているのかもしれません。
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