2006年07月23日
為替オプションの特徴
為替相場は一般的にボラティリティが低い。メジャー通貨ペアの平常時で10%以下である。最近さらに低くなっているような気もする。
で、ちょっと気になったことが、コールとプットの価格差だ。
一般のオプションの説明で、コールとプットの価格差についての注意なんて見たことがなかったが、為替の場合、結構差が激しいように思う。
単に金利差の問題かと思っていたが、ブラック・ショールズの式を見ると、金利の項にボラティリティが入っているから、ボラティリティの影響も大きいようだ。
ボラティリティが高ければ金利差の影響は相対的に小さくなるが、逆にボラティリティが低ければ、金利差がもろにコール、プットの差となって現れる。
そのいい例がドル円とポンスイだ。
ドル円の金利差は5%、ボラが8.5%で、ATMのプットがコールの1.6倍なのに対し、ポンスイは金利差3%なのにボラが4.5%と低いのでプットはコールの1.75倍も差がある。
金利差とボラティリティによっては2倍近く差が広がる場合もあり得る。これは無視できない差ではないだろうか。
ということは、ポンスイの場合、コールはプットより不利になる確率が高いから、単純にNOPS戦略を適用してはいけなかったのではないだろうか。今週のポンスイの高騰での調整の頻繁さがそれを物語っているようだ。
為替オプションの特徴として、金利差は無視できないので、無理にセオリー通りデルタヘッジする必要はなく、スポット取引でスワップがもらえる方向のポジに偏っていた方がいいのかもしれない。
やはり、為替ではスポットでもオプションでも金利差を味方につけるような取引をすべきだろう。
来週からは作戦を練り直さなくては。
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