2008年01月23日

MetaTrader の多言語パックのカスタマイズ

前回、メタトレーダーの日本語版の項目名の間違いについて報告したという記事を書きました。
まだ返事はもらっていないのですが、色々調べたところ、ダイアログの項目名に限らず、メタトレーダーやメタエディターのメニュー名、ダイアログボックスの項目名、各種メッセージなどあらゆる文字列がカスタマイズできることがわかりました。

やり方はとても簡単です。MQLなどプログラミングに関する知識も必要ありません。
メタトレーダーをインストールしたフォルダの下に「languages」というサブフォルダがあります。その下に、「terminal.prl」「MetaEditor.prl」「liveupdate.prl」というファイルがあります。これが、それぞれ、メタトレーダー(terminal.exe)、メタエディター(MetaEditor.exe)、ライブアップデート(liveupdate.exe)で表示される各言語のメッセージを集めたファイルです。いわゆる多言語パック(MultiLanguage Pack)というものです。

これをダブルクリックすると、それらを編集するプログラム(mlp.exe)が起動します。関連付けされていなくて起動しない場合は、メタトレーダーをインストールしたフォルダの下の mlp.exe を直接実行して、[File]-[Open Project]から該当する prlファイルをオープンしてください。

すると、左側のウインドウに言語のリストが表示されるので「Japanese」を開いてみてください。さらに、

Strings
Menus
Dialogs

と分かれています。それぞれの下に多数の項目名やメッセージが格納されているのです。

ここでは、試しに「FXメタトレーダー入門」の278ページでも触れている日本語版の項目名の間違いを直してみましょう。

対応するのは、「Dialogs」の下の「[188]E-メール」の部分です。それを選択すると、右側のウインドウに編集する画面が現れます。それぞれのテキスト部分をダブルクリックすると、編集モードになります。編集ラインの下に元の英語が表示されるので、どの項目を編集しているかはすぐにわかります。ここでは、下のように編集してみました。

あとは、上のツールバーの [Preview]をクリックすると、

のように編集した項目名に置き換えたダイアログボックスが表示されます。

これで問題がなければ、同じくツールバー上の[Compile]をクリックします。言語が多いとちょっと時間がかかるかもしれませんが、

Compile successfully completed.

と表示されたらOKです。これで、メタトレーダーが直接読み込むことのできる lngファイルに変換されるので、次にメタトレーダーを起動したときには、ダイアログボックスの項目名が先ほど編集した文字列に置き換わっているのです。

この機能はプログラムを多国語に対応させるのに非常に便利なものです。
例えば、メタエディターではメニューなどが日本語化されていませんが、これを使うことによって日本語化させることもできるようになるのです。
あるいは、メッセージを自分好みのものに変えることによって、本当に自分だけのメタトレーダーを作ることもできるでしょう。

改めてメタトレーダーは凄い!と思いました。これで無料なんて・・・

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